学奨財団

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役員等の略歴

  • 村中 敏彦
    理事長(法律上は代表理事)、
    創設者、事務局兼務
    村中 敏彦
    1963年2月、愛媛県生まれ。1985年に京都大学法学部を卒業。日本IBM、鐘淵化学工業(現カネカ)を経て、1992年に日経BPに入社。日経コンピュータ編集記者、新規事業開発、マーケティング調査を担当。2002年に日経BPコンサルティングに出向。ICT/BtoB企業を主要クライアントとして顧客ニーズの分析やマーケティング戦略立案を実施。法人顧客向け調査部門長、シニアコンサルタントなどを経験。2021年1月に退職
  • 関口 憲義
    理事関口 憲義損害保険ジャパン
    執行役員待遇マーケティング部長
    1964年、東京都生まれ。1988年に国際基督教大学(ICU)教養学部を卒業し、電通に入社。大手の自動車/電機/通信や外資系トイレタリー等のマーケティングに従事。2003年にノースカロライナ大学チャペルヒル校MBA修了。2014年11月にボルボ・カー・ジャパンに入社、シニア・マーケティング・ディレクターとして2年連続の日本カー・オブ・ザ・イヤー獲得(輸入車初)など、ブランドの再生を支える。2021年1月に損害保険ジャパンに入社、執行役員待遇として新設のマーケティング部長に就任
  • 関口 憲義
    理事富井 聡DBJ投資アドバイザリー
    代表取締役会長
    1962年、茨城県生まれ。1985年に京都大学経済学部を卒業し、日本開発銀行(現日本政策投資銀行、DBJ)に入行。同行では、事業再生、M&Aファイナンス、ファンド投資、スタートアップへの投資等多くの新規業務を立ち上げ、伝統的に融資中心だったDBJが投資重点に変革していくことに貢献、2011年以降は担当役員として投資関連業務全般を統括した。現在は、DBJ投資アドバイザリー代表取締役をはじめ、上場会社を含む複数の会社の社外役員等を務める
  • 関口 憲義
    監事久富 雅史小田急電鉄
    執行役員 デジタル事業創造部長
    1969年1月、東京都生まれ。1991年に明治大学法学部を卒業し、小田急電鉄に入社。同社在職中の2007年に中央大学専門職大学院国際会計研究科を修了。同社では主に経理、経営企画、新規事業開発の業務に従事。2020年から執行役員。サーキュラーエコノミー(循環型経済)領域など複数の新規事業の立ち上げを並行して推進。デジタルを活用して社会課題の解決を沿線エリアから拡大していくことに注力
  • 粟飯原 理咲
    評議員粟飯原 理咲アイランド代表取締役社長
    1974年、東京都生まれ。1996年に筑波大学第一学群社会学類を卒業し、日本電信電話株式会社(現NTTコミュニケーションズ)に入社。リクルートを経て、2003年よりアイランド代表取締役。日本最大級のお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」をはじめ、「レシピブログ」「フーディーテーブル」「朝時間.jp」などのウェブサイトや、キッチン付きイベントスペース「外苑前アイランドスタジオ」を運営。日経ウーマン誌選出の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」でネット部門1位など2回の受賞
  • 天沼 聰
    評議員天沼 聰エアークローゼット代表取締役社長 兼 CEO
    ロンドン大学Computer Information Systemsを卒業。アビームコンサルティングでIT/戦略系コンサルタントを約9年、楽天でグローバルマネージャーを経験。2014年にエアークローゼットを設立し、代表取締役社長に就任。日本初、普段着に特化した月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』を開始。 (一社)日本パーソナルスタイリング振興協会 理事、(一社)シェアリングエコノミー協会 幹事、(一社)日本サブスクリプションビジネス振興会初代理事を務める
  • 川添 高志
    評議員川添 高志 ケアプロ 代表取締役社長
    1982年、兵庫県生まれ。2005年に慶應義塾大学看護医療学部を卒業。経営コンサルティング会社、東京大学病院(ワンコイン健診を構想)を経て、2007年にケアプロを起業、代表取締役社長に就任。現在、同社にて予防医療、在宅医療、交通医療の3つを主要事業として手掛ける。看護師・保健師。アショカ・フェロー。第1回「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」国内部門賞受賞。外出支援プラットフォーム「ドコケア」が第9回プラチナ大賞「優秀賞・ナイスマッチング賞」を受賞
  • 小松 香織
    選考委員小松 香織メタジェン 事業支援・共創ユニット
    大阪府出身。2016年に神戸大学大学院 農学研究科 生命機能科学専攻 博士課程前期を修了(植物病理学)。同年、東洋紡に入社し、医薬品(注射剤)の製造・衛生管理業務に従事。2019年に腸内デザイン®の市場開拓を目指すバイオベンチャー企業のメタジェンに入社し、営業・臨床試験・事業開発など、様々な業務に従事している。2020年より同社で運営する企業コミュニティ「腸内デザイン共創プロジェクト」の企画・運営を担当
  • 曽根原 由梨
    選考委員曽根原 由梨KINTO マーケティング企画部 部長
    米テキサス大学オースチン校(経済学専攻)を卒業後、トヨタ自動車に入社し、人事や商品企画を担当。2013年にユニクロへ転職、商品MD(マーチャンダイジング)などに従事。IT企業を経て、クルマのサブスクリプション・サービスを提供するトヨタ自動車系のKINTOへ入社。同社設立の2019年1月から、サブスクサービスのUI/UX・WEBシステムでディレクションや中長期戦略を担当。各種プロジェクトリーダー等を経て、2023年1月から現職。2児の母として仕事と育児を両立中
  • 太野 英恵
    選考委員太野 英恵パーソルキャリア リードデータアナリスト新規サービス開発本部 新規サービス開発統括部 顧客分析G / テクノロジー本部デジタルテクノロジー統括部 アナリティクスG
    成蹊大学文学部英米文学科卒。新卒入社時の広報職から、2社目のメーカー以降の数社でマーケティング職を経験。主にマーケティングリサーチや消費者行動分析、事業性評価などの領域におけるデータ分析業務に従事。2020年にパーソルキャリアに入社し、人材系事業のデータアナリストとして勤務。データ基盤構築からデータ整備、各事業の顧客分析までを広く担当。このほか、教育領域に強い関心を持ち、個人的活動として高校向け出張授業や東京都高校生起業スタートダッシュでの外部メンターなども行なっている
  • 中西 裕子
    選考委員中西 裕子資生堂 ブランド価値開発研究所グループマネージャー/オープンイノベーションプログラム fibonaプロジェクトリーダー
    名古屋大学大学院物質理学専攻(化学系)修士課程修了後、資生堂へ入社。スキンケア商品の処方開発研究、化粧品基剤の基礎研究、デザイン思考的アプローチを用いた研究テーマ設定を経て、現在は資生堂のR&D戦略、新規研究の企画立案、資生堂オープンイノベーションプログラムfibonaのプロジェクトリーダー。ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門 2020年/2021年審査委員
  • 和佐野 有紀
    選考委員和佐野 有紀医師/アートコミュニケーター
    東京医科歯科大学医学部医学科卒業。耳鼻咽喉科医師として勤務するかたわら、慶應義塾大学アートマネジメント分野前期博士課程を修了。アートを基軸とした豊かさの実装を目指す。2020年よりSmiles遠山正道氏によるコミュニティの事務局長を兼務。2022年、アーティストのさわひらき氏とともに金沢にて滞在型スタジオスペースfishmarketを立ち上げ。共著に『アート・イン・ビジネス』(電通美術回路編)。2020年度文化庁文化経済戦略WGメンバー。2022年度代官山ロータリークラブ会長
  • 岡崎 峻二郎
               選考委員岡崎 峻二郎ジオ・マーク代表取締役
    1983年、東京都生まれ。2006年に日本大学芸術学部を卒業後、大手印刷会社に入社。流通・製造業大手の販売促進、イベントの企画、制作、運営に従事。2人の子どもと伊豆を訪れた際、青春時代に12年間過ごした地元の魅力を知らないことに気づき、培ってきた経験を生かし、これからの社会に即応したサービスを作るためジオ・マークを起業。デジタルマップの制作・管理、複数のユーザーでスポット情報を管理するといったクラウド型サービスを基盤に、自治体などに社会課題解決型ソリューションを提供
  • 久保 健治
    選考委員久保 健治ヒストリーデザイン代表取締役
    2012年に創価大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学(歴史学)。 東京工業大学特任講師、WEBマーケティング会社を経て、ヒストリーデザインを設立し、代表に就任。経営学者兼コンサルタントとして、観光分野を中心に歴史を経営戦略へと応用する理論研究とビジネス実践を行っている。ライフワークとして国内及び東アジアで日本語ディベートの教育研修も実施。神田外語大学・武蔵野大学兼任講師。全日本ディベート連盟専務理事。データストラテジー研究員。大阪市立大学経営学研究科博士後期課程在学中
  • 酒井 崇匡
    選考委員酒井 崇匡博報堂 博報堂生活総合研究所 インサイト・プラットフォームグループ グループマネージャー/上席研究員
    1982年、千葉県生まれ。2005年に早稲田大学政治経済学部を卒業し、博報堂に入社。マーケティングプラナーとしてブランディングや商品開発に従事。2012年より博報堂生活総合研究所に所属。行動や生声、生体情報など、可視化されつつある生活者のデータを元にした発見と洞察を行う、生活者研究の新領域「デジノグラフィ」を推進中。著書に『デジノグラフィ インサイト発見のためのビッグデータ分析』(共著・宣伝会議)、『自分のデータは自分で使う マイビッグデータの衝撃』(星海社新書)がある
  • 土代 裕也
                 選考委員、事務局兼務土代 裕也サッポロビール 顧客体験デザイン部 グループリーダー
    1980年8月、大阪府生まれ。2003年に関西学院大学文学部を卒業後、サッポロビールに入社。人事、営業を経て、2013年よりマーケティング業務に従事。マーケティングリサーチ、商品開発を経て、新規事業の立ち上げとグロースを経験。2024年9月から、新規事業で培った「D2C(Direct to Consumer)」の知見を活かし、「未来に向けた『お客様との関係性づくり』と、その実現に向けた『デジタル技術の活用』」をテーマとし、その研究・提言活動に取り組んでいる
  • 山本 智
    選考委員山本 智ちそう代表取締役
    1980年4月、長崎県生まれ。東京水産大学(現東京海洋大学)、(独)国立科学博物館特別研究生を経て、2005年に九州大学比較社会文化学府博士前期課程を修了(理学修士)。制作会社、アルプスアルパイン、クロスマーケティンググループを経て、2017年にちそうを設立、代表取締役就任。移動式体験型博物館Think Square、探究探索アプリ「GIMON」など科学の発展に寄与するサービスを展開している。事業収益を活用し、自由研究助成、科学館への標本貸出等を行う
  • 川本 広二
    顧問(Web担当)川本 広二SORAMICHI代表取締役社長
    1974年生まれ、島根県出身。1998年3月に上智大学文学部を卒業し、リクルートに入社。不動産領域でSUUMOメディアの立ち上げ後、同社住まいカンパニーの執行役員としてマーケティングと開発を統括。同社次世代事業開発室室長を経て、起業。新規事業のインキュベーション、Webサービスの商品戦略、デジタルマーケティング、システム開発に関する業務を経験。2017年5月よりITコンサルティング会社のSORAMICHI代表取締役社長
  • 久保田 浩文
    会計顧問久保田 浩文久保田公認会計士事務所代表
    1960年3月広島県生まれ。1983年に慶応義塾大学法学部政治学科を卒業。1985年に朝日新和会計社(現あずさ監査法人)に入社。公認会計士として約10年間の会計監査の後、業務開発、アドバイザリー業務等、幅広い業務を実施。2006年にパートナー、2019年に経営監視委員に就任。同社退職直後の2022年7月に久保田公認会計士事務所を開設。2023年4月に大手前大学経営学部教授に就任。財務・会計・税務等に関する単著1冊、共著16冊
  • 近藤 基
    法務顧問近藤 基弁護士法人小野総合法律事務所 代表社員
    1961年新潟県生まれ。1985年京都大学法学部卒業、同年4月から1987年3月まで新潟県庁職員。在職中の1986年10月に司法試験合格。1987年4月に司法修習生。1989年4月に弁護士登録。2015年7月に弁護士法人小野総合法律事務所代表社員に就任。メガバンク及びそのグループ会社を依頼者とする訴訟事件、法律相談等の金融法務を主たる業務とする。2013年6月から2019年6月まで日本カーバイド工業社外取締役。共著『実務に効く 担保・債権管理判例精選』(有斐閣)
  • 松井 拓己
    顧問(法人リレーション担当)松井 拓己松井サービスコンサルティング代表/サービスサイエンティスト
    1981年、岐阜県生まれ。2006年に名古屋工業大学大学院産業戦略工学専攻を修了。ブリヂストンで事業開発PJリーダー、ワクコンサルティング副社長取締役執行役員を経て、2016年に独立し、企業のサービス改革を支援。省庁や自治体の外部委員、日本サービス大賞の選考委員、サービス学会理事、東京工業大学非常勤講師、スポーツクラブを運営するルネサンス社外取締役も務める。著作に『日本の優れたサービス』『同2』、『価値共創のサービスイノベーション実践論』(すべて生産性出版)がある

第1期交流会(2023年9月)

2023年9月7日、学奨財団第1期交流会。JR東京駅徒歩圏の会場にて。47名参加

酒井崇匡(博報堂)

当財団選考委員の酒井崇匡(博報堂)による講演。演題は、私を創った「問い」と生活者研究という仕事。

中西裕子(資生堂)

当財団選考委員の中西裕子(資生堂)による講演。演題は、私の仕事 -美の研究開発について。

質疑応答時間

講演会の終盤20分に設けた質疑応答時間の一コマ。のべ7人の奨学生の質問に講演者2人が回答。

交流会の立食パーティ冒頭の乾杯の様子

交流会の立食パーティ冒頭の乾杯の様子。

市川丈陽氏

当財団ゴールドサポーターを務める伊藤忠商事株式会社から人事・総務部 採用・人材マネジメント室 2025年新卒採用リーダーの市川丈陽氏が登壇し、奨学生を応援。

河野真吾氏

当財団ゴールドサポーターを務める日鉄ソリューションズ株式会社から人事本部採用・人材開発センター採用グループリーダーの河野真吾氏が登壇し、奨学生を応援。

川本広二氏

当財団ゴールドサポーターを務める株式会社SORAMICHIから代表取締役社長の川本広二氏が登壇し、奨学生を応援。

1期生7人

交流会に参加した1期生7人が一人ずつ自己紹介した後の集合写真。

吉田満梨准教授

当財団サイトに応援メッセージを寄せた神戸大学大学院経営学研究科の吉田満梨准教授。学奨財団は、優れた起業家の意思決定・行動様式「エフェクチュエーション」の良き実践事例となっていると評価。

参加者の集合写真

参加者の集合写真。最前列は奨学生6人(所用で1人が退席)と当財団理事長の村中敏彦、2列目以降は、当財団の役員等(理事、評議員、選考委員)、協賛社/賛助会員、大口寄付者、応援メッセージ提供者、情報発信協力者などのサポーターの方々(所属・氏名は省略)。

設立時懇親会(2022年10月)

2022年10月25日、学奨財団設立記念懇親パーティ。外苑前アイランドスタジオにて。32名参加

  • 懇親会

    当財団理事の富井聡。開会の辞として2021年夏の準備開始から2022年10月の設立に至る当財団の歩みを紹介。

  • 懇親会

    当財団理事の関口憲義。乾杯の発声。

  • 懇親会

    当財団評議員の天沼聰(エアークローゼットCEO)。当財団に事務所を提供すると決めた背景として、未来を担う学生にとって価値ある取り組みが自社のビジョンに一致することを指摘。

  • 懇親会

    当財団評議員の粟飯原理咲(アイランド代表取締役)。同社の外苑前アイランドスタジオを設立記念懇親パーティの会場として無償提供。自身が奨学金をもらっていたことが協力の動機とコメント。

  • 懇親会

    当財団サイトに応援メッセージを寄せた早稲田大学大学院経営管理研究科教授の池上重輔氏。学奨財団が若者の学びと行動の実践を後押しすることを歓迎。

  • 懇親会

    当財団選考委員の酒井崇匡。第1期交流会(2023年9月頃予定)での講演予定者として「自らの仕事の経験を話すことで、奨学生の何らかの参考にしてもらえるとよい」との抱負。

  • 懇親会

    当財団の賛助会員である伊藤忠商事執行役員人事・総務部長の的場佳子氏。「学奨財団の理念に強く共感し、長く支援していきたいと考え、賛助を決めた」。

  • 懇親会

    学生の就職・企業の採用に関する調査・研究・広報に取り組むリクルート就職みらい研究所所長の栗田貴祥氏。「奨学金に関する調査を実施して情報発信」。

  • 懇親会

    当財団理事長の村中敏彦。閉会の辞として、当財団設立の背景、若い世代への期待を語り、若者が未来作りを応援できる財団として育つよう、関係者の長期的な支援を呼び掛け。

前列 左から星野晴美(選考委員)、川添高志(評議員)、粟飯原理咲(評議員)、永井怜奈(財団キャッチコピー作成)、関口憲義(理事)、村中敏彦(理事長)、富井聡(理事)、天沼聰(評議員)、的場佳子氏(伊藤忠商事(賛助会員)執行役員人事・総務部長)。
中列 左から鹿島亜紀彦氏(日鉄ソリューションズ(賛助会員)採用グループリーダー)、相川多佳子(選考委員)、福士由希子氏(日本電気(協賛社)人材組織開発部ディレクター)、相馬隆光氏(伊藤忠商事新卒採用チームリーダー)、後藤智之氏(GTアドバイザーズ(寄付者)代表取締役)、早田憲之氏(賛助会員を紹介頂いたベルシステム24HD取締役副社長執行役員)、酒井崇匡(選考委員)、川本広二(顧問)、近藤基(弁護士、顧問)、岡田直也(選考委員)、藤代杏奈氏(エアークローゼット社長室)。
後列 左から坂智朗氏(日鉄ソリューションズ採用グループエキスパート)、松尾敬信氏(日本電気人材組織開発部プロフェッショナル)、池上重輔氏(応援メッセージを寄せた早稲田大学大学院経営管理研究科教授)、久保田浩文(公認会計士、顧問)、栗田貴祥氏(リクルート就職みらい研究所所長)、桜井貴史氏(応援メッセージを寄せたベネッセi-キャリアdodaキャンパス編集長)、柿崎充(選考委員)、矢吹寿秀(プロジェクト応援者)

設立前の大学生ヒアリング

当財団の運営や奨学金プログラム内容をより良くすべく、大学生の奨学金への広義のニーズを、具体的に把握するために2022年にヒアリングを数十名に対して実施した。テーマ別に複数の大学生の声をまとめて紹介する。

  • ※インタビュー対象とした大学生の中から、当財団サイトへの写真掲出を許諾していただいた方の写真をここに載せました。発言内容はインタビュー全体をまとめたもので、写真の人物とその横のコメントが対応しているわけではありません。
  • ※ヒアリングした大学生は、東京、一橋、筑波、大阪、神戸、早稲田、慶應、上智、明治、帝京、情報経営イノベーション専門職などの大学2~4年生。
当財団で評価できる点
  • 選考基準が具体的で情報公開されること(ほぼ全員)。
  • 併給可能であること。
  • 選考委員の顔ぶれが多彩であること。
大学生徒
選考基準が具体的で情報公開されることについて
  • 採点基準がこれほど具体的に明確に公開されるのは、ほかにないと思う(ほぼ全員)。
  • 前年の得点が公表されるのは画期的で素晴らしい。
  • 財団の2年目には、前年の得点が公表され、自身の1年生の成績と取得単位で合格可能性を予測できるかもしれない。
大学生徒
選考委員の多様性が高いことについて
  • 女性が半数、理系出身者が半数いるのは珍しいが良いこと。
  • ダイバーシティを重視するのは時代の要請。全員が企業人なので、不合格になったとしても、就活の予行演習になりそうだ。
大学生徒
学びの機会の提供について
  • 学びの場としての懇親会で、財団の役員等から20歳代での仕事の体験談を聞けるのは嬉しい。是非とも参加したい(ほぼ全員の声)。
  • 就活時の企業説明会では、人事部に監視されていて質問しにくいが、財団の懇親会の講演であれば気兼ねなく質問できそうだ。
大学生徒
奨学金の金額、奨学生の年間人数について
  • 金額と人数が少ないので「年間10万円の必要性」「応募する際の労力」「合格する可能性」を考えて応募可否を判断する。
  • 親が年収500万円未満であれば、「年間10万円の必要性」は高いはず。
  • 人数が少なくて希少価値があり、「厳しい選考をくぐり抜けた奨学生」と就活でPRできる。
大学生徒
奨学金の使途の制約について
  • 「学費に限らず、充実した大学生活を送るために必要と自らが判断すれば、何に使ってもかまわない」ことを、財団サイトに記載しておいてくれれば、安心できるし、説教臭さがなくて応募意欲が高まる。
大学生徒
ターゲットとする大学生について
  • 「家計基準は応募条件だが、選考時に考慮しない」という方針は、一定の経済状況であれば困窮の程度を問わないもので、この奨学生に選ばれたことは優秀さの証明になるし、就活でのPR材料となる。
大学生徒
偏差値を基準とすることについて
  • 指定校では同じ大学でも学部・学科によって入学の難易度や偏差値は異なる。
  • 偏差値を基準とした方が、きめ細かいし、分かりやすくて良い。
大学生徒
大学の関与が不要の応募方式について
  • 大学での選考があると長期間かかる。財団に直接判断してもらった方が、不合格でも納得しやすい。
  • インターネットで応募できるのは簡便で良い。
大学生徒
応募時情報での選考方法の配点について
  • 偏差値の配点が小さく、取得単位数の配点が大きいのは、大学1年生の学業の頑張りで挽回できることになり、良い。小論文の配点がとても大きいので、書く練習を1年生の終わりですることになる。
大学生徒