学奨財団

財団について

財団の特徴と情報開示

奨学金の特徴

特徴01

返済不要

  • 年間10万円を一括給付×3年間。30万円を返済不要
特徴02

他の奨学金と併用可能

  • 他の奨学金との併用状況や、奨学金の使途のチェックは無し
特徴03

選考基準が具体的

  • 明確な選考基準や配点、前年の選考結果を財団サイトで事前に公開
  • 応募や選考の最新状況を財団サイトお知らせ欄で適宜公開
  • 合格(採用)可能性を予想しやすい。応募者数を掲出
  • 奨学生は「具体的な基準に基づいて採用された優秀な大学生」
    「誇りのもてる奨学金財団で活動」と就職活動でアピールできる
特徴04

多様な企業人との交流が可能

  • 有力・著名企業に勤める多様な企業人(選考委員や役員、協賛社等)と懇親会などで交流し、学びの機会をもてる
特徴05

学生(新2年生)が直接応募

  • 大学の関与は不要。応募から合否判明まで迅速
  • 応募にかかわる学生の負荷を軽減
    (所得や成績の証明書は合格者だけに提出義務)

当財団の特徴

特徴01

特定企業に偏らない中立性

  • 財団の基金は、母体企業や企業創業者ではなく、創設者(会社員の退職者)が個人の退職金から拠出
  • 協賛社/賛助会員社は企業系列を超えて多様な企業が参画(2期目は伊藤忠商事など上場企業6社を含む7社)
特徴02

多様性や透明性を重視

  • 選考委員は管理職・専門職8名が担当。男女4名ずつ、文系理系4名ずつで構成
  • 選考委員の出身大学は7校、出身学部は6つ、職種は研究開発、広報、マーケティング、経営企画、医師など幅広い
  • 役員等、応援メッセージ提供者(約30人)の氏名、肩書、略歴を公開
  • 選考基準を詳細に公開、前年の選考結果を開示。役員等が無報酬であることを定款に明記
特徴03

幅広い有識者が応援

  • 政府の審議会の委員など11名が応援

情報開示

  • PDF

    定 款

  • PDF

    プライバシー
    ポリシー

  • PDF

    個人情報取り扱い
    確認書

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    第1期貸借対照表

  • PDF

    第1期の入金者
    の記録


サポーター(協賛社/賛助会員など)

ゴールドサポーター

シルバーサポーター

  • 日本電気株式会社 日本電気株式会社
  • キッコーマン株式会社 キッコーマン株式会社
事務所提供企業の代表者インタビュー
未来を担う学生にとって価値ある取り組みを支援
  • 話し手|答株式会社エアークローゼット代表取締役社長 兼 CEO 天沼聰氏
  • 聞き手|問学奨財団理事長 村中敏彦
天沼聰氏

話し手である
エアークローゼットCEOの天沼聰氏

■財団の事務所決定までの経緯

当財団の事務所をどこに置くかを検討するにあたり、①応募する大学生(とその保護者)や大学事務部門の目線で見て信頼感を得られること、②賃料負担は軽くしたいこと、から、自前で用意するのではなく、③ 当財団の理念と合致する理念をもち、かつ当財団の活動に賛同していただける法人に事務所の提供をお願いしたいと考えていた。2021年の年末、当財団の理事長が前職中にご縁があったエアークローゼット社の天沼社長にお会いして財団構想についてご説明したところ、事務所の提供について快諾いただき、ご支援いただけることになった。これによって、当財団の設立に弾みがついた。

  1. 天沼さんが『airCloset』というファッションレンタル事業を起業した経緯は、どのようなことでしたか。
  2. もともとファッションやレンタルといった事業を想定して起業したわけではありませんでした。私を含めた3人の共同創業者は、「起業するからには一時的なサービスではなく、人のライフスタイルを豊かにするサービスをしよう」という思いを持っていました。
  3. 共同創業者の3人でどんな話し合いをしたのですか。
  4. すべての人が平等に持っているが、使い方や感じ方によっては不平等になりうるものが“時間の価値”、その価値を高められるサービスがよい――。私たちはそう話し合い、ワクワクする時間を作る事業について3人で100個以上のアイデアを出し合いました。その結果、「ワクワクする時間を作るのに最適だ」と感じたファッション、「忙しい女性が普段の時間の使い方を変えることなくたくさんのお洋服に出会える仕組み」として、レンタルやサブスクリプションというビジネスモデルに行き着きました。こうして、日本初の普段着に特化した女性向け月額制ファッションレンタルサービス「airCloset」が誕生しました。
  5. 天沼さんのこれまでの経歴を教えてください。
  6. 2002年にロンドン大学を卒業し、2003年より、アビームコンサルティング株式会社にて、IT・戦略コンサルタントに約9年従事し、そこで共同創業者と出会いました。2011年より、楽天株式会社にて、UI/UX(ユーザーインタフェース/ユーザー体験)に特化したWebグローバルマネージャーを約3年経験した後、現在経営している株式会社エアークローゼットを2014年7月に設立しました。
  7. 御社が大学生奨学財団を支援する理由は、どのようなことでしたか。
  8. 当社は、「ワクワクが空気のようにあたりまえになる世界へ」をビジョンとし、airClosetを中心に人の時間価値を高める取り組みを行っております。その中で、これからの未来を担う学生の皆様にとって価値ある取り組みは、当社のビジョンにも一致する取り組みであることに加え、創設者の真っ直ぐな志に強く共感し、当財団の支援をしたいと考えました。
  9. 最後に、当財団の奨学金への応募を検討する大学生にメッセージをお願いします。
  10. 人生にとって、「学ぶ」ということは、本当に大切なことです。大学での学びは社会人になる前の最後の学びとして貴重な時間だと思います。その学びに対して、奨学金の仕組みを活用して、より集中できる環境をつくり、是非人生にとっても貴重な時間を過ごしてもらいたいと思います。私達は、皆さまの未来を応援しております!
株式会社エアークローゼット

写真向かって右は森本奈央人氏。同社アセット戦略室長として、同社のステークホルダーとの当財団に関する調整等を担当。写真中央はCEOの天沼聰氏。
写真左は藤代杏奈氏。社長室アシスタントとして、当財団に関する事務連絡業務を支援。

<株式会社エアークローゼットの概要>

事業内容:月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』などを手掛ける
設立:2014年7月
URL:https://corp.air-closet.com/
企業理念:誰もがワクワクする、新しい「あたりまえ」をつくろう。
Vision(目指す世界):“ワクワク”が空気のようにあたりまえになる世界へ
Mission(約束する行動):発想とITで人々の日常に新しいワクワクを創造する
主な表彰・受賞:① 日経優秀製品・サービス賞2015「日経MJ優秀賞」、② GOOD DESIGN AWARD 2015 「グッドデザイン賞2015」、③ EY Innovative Startup 2017「Retail部門賞」を受賞し、④デロイトトーマツ主催「2018年日本テクノロジー Fast 50」では成長率1位、⑤ 2019年度ダイヤモンド経営者倶楽部の特別表彰では「フロンティア・オブ・ザ・イヤー」に選出され、⑥ 30 Best Tech Companies in Asia 2020 に入賞。⑦2022年12月に「第4回日本サービス大賞」で最優秀の「総理大臣賞」をスタートアップとして初めて受賞。

SDGsとは

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、2015年9月に国連総会で採択された、17の持続可能な開発目標のことです。

SDGs

SDGsの実現に向けて学奨財団の取り組み

学奨財団は、SDGsのうち、特に4つ目の「質の高い教育をみんなに」という目標について、協賛社/賛助会員や情報発信に関するサポーターの方々とともに、その達成を目指していきます。

この「質の高い教育をみんなに」というスローガンは、「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」という目標を短く表現したものです。

学奨財団では、この4つ目の目標のターゲットのうち、4.4と4.7(※)に注目しています。SDGsのターゲットに関連した学奨財団の具体的な取り組みは、次のようなものです。

  • 経済的支援を要する大学生に奨学金を給付すること
  • 応募者が「自身が学生時代に力を入れること(ガクチカ)と社会」について考えるきっかけとなる小論文を執筆すること
  • 採用された奨学生が、財団の役員等の仕事に関する体験談を聞いたり、財団の役員等や協賛社/賛助会員といったサポーターの方々とリアルの場で交流すること
  • 奨学生として採用された後も、学業に精励するように、成績の優秀者や、成績の伸びの大きい者を表彰すること
  • 奨学生同士、奨学生と財団の役員等がSNS上のコミュニティで交流すること
  • 奨学生のキャリア形成等に関して、財団の役員等のメンタリングを受けること

学奨財団は、こうした取り組みを通じて、サポーターとともに「質の高い教育をみんなに」の達成を目指していきます。

SDGsは全世界共通の目標です。教育は国内、国外の壁を作らないものです。奨学生のみなさんには、SDGsの教育関連の目標達成を目指す財団の奨学金としてチャレンジされることを期待しています。

※ SDGのターゲットの4.4と4.7

4.4とは「2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、ディーセント・ワークおよび起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる」ことです。

4.7とは「2030年までに、持続可能な開発と持続可能なライフスタイル、人権、ジェンダー平等、平和と非暴力の文化、グローバル市民、および文化的多様性と文化が持続可能な開発にもたらす貢献の理解などの教育を通じて、すべての学習者が持続可能な開発を推進するための知識とスキルを獲得するようにする」ことです。

SDGs4

リリース

2024年1月25日 新機軸の奨学金財団が選考分析結果を本邦初公表

2023年1月25日 新機軸の給付型奨学⾦が1期⽣を2⽉に募集開始